- たぶん自分はHSP?でも本当にそうなのかな?
- もう少し詳しくHSPの特徴を知りたい
そんな風に感じていませんか?
ご訪問ありがとうございます。おなみです^^
前回の記事で、HSPの基本をお話させていただきました。
ブログを読んでくれた方から
- 「HSPだと気づくきっかけになった」
- 「紹介していた本を読んでみたら、悩んでいたことが言語化されていて驚きました!」
と嬉しい感想をいただきました🥺💕
その一方で
- たぶん自分も繊細さんな気がするけど、4つの特徴が当てはまってるかわからない・・
- 自己診断チェックリストは11個だったので、微妙なところです
そんな貴重なお声もいただきました。
ということで今回は、HSPには必ずある4つの特性【DOES】(ダズ)を詳しくお話していきます^^
- 自分は繊細さん?DOESの特徴を知りたい
- 繊細さんの体験談を聞いてみたい
- 身近に繊細さんがいるので、相手のことを理解したい
書籍からの学び&私の実体験を踏まえながら、繊細さん(HSP)について一緒に学んでいきましょう☺️
プロフィール/Twitter(@Onami1988)
※この記事はあくまで、HSP関連の書籍と実体験をベースにしています。心理学の研究や学術的な見解ではありません。読みものとして参考程度にしてくださいね。
もくじ
HSPとは、ひといちばい敏感な人
初めに、HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称です。
アメリカの心理学者・エレイン・アーロン博士が提唱した概念で「人いちばい敏感な人」と言われています。
- 病気ではなく、生まれ持っての気質
- 5人1人の割合で存在する
- 4つの特徴DOESをすべて合わせ持っている
気質は、背が高いのように変えられないもの。
受け入れてうまく付き合っていくことが大切です♪
HSPに必ずある4つの特性【DOES】とは
こちらの書籍の説明がわかりやすかったので引用しながら、私の実体験も交えてお話していきますね。
この記事に出てくる引用は、全てこちらの書籍から引用させて頂いています。
『生きづらいHSPのための、自己肯定感を育てるレッスン』
著者 高木のぞみ・高木英昌/1万年堂出版
著者の高木のぞみさんは看護師・保健師。HSPだと自覚する前にうつ病を発症。その後HSPを自覚し、体験談や自己肯定感を高めるために行ったことを綴ってくださっています。
医学的、心理学的な内容は、精神科医である旦那さま高木英昌さんの協力のもと書かれています。
アーロン博士は、HSPの根底には4つの面「DOES」(ダズ)があり、4つのうち1つでも当てはまらないなら、おそらくHSPではない。といわれています。
1つずつ一緒にチェックしていきましょう〜!
①深く処理する(Depth of processing)
これは「常に考えごとをしている」ともいえると思います。頭の中にある膨大な引き出しを探し回っている、ずっと辞書を引いている、というような感覚です。具体的には、次のようなことです。
・妄想がひたすら広がる
・常に最悪を想定して行動する
・1を聞いて10、場合によっては100くらい考えてしまう
・何かを決める時、他に選択肢はないのか、ひととおり考え尽くさないと決められない
・相手の反応を見て自分のせいだと思いがち
p48〜49
例えば私の場合・・
「80代のおじいさんが、母子を車でひいていまい死亡事故にさせてしまった」というニュースをみた時、一気にこのくらい頭に浮かびます。
あぁ、母子はどんなに怖かっただろう。残されたパパはどんなにつらいだろう。きっと今頃食事もまともにできてないだろうな。マイホームだったら、きっと売りに出すんだろうな、だってそこに思い出がありすぎて辛いもんね。
でも、ひいてしまったおじいさんは「自分はブレーキを踏んだ」って思い込まないと、自分の精神が持たないのかな・・それにこの人にも家族がいるわけで、家族もいろんなこと言われて大変なことになっているんだろうな・・
私は、みんなこの位考えていると思っていました。。でも非繊細さんの旦那さんに話すと
いや、そこまで考えへんで
そういわれて、人より思考が深いことを自覚しました。
②過剰に刺激を受けやすい(Overstimulated)
深く考えるからこそ、刺激を受けやすいともいえる性質です。
・10のことを100と受け取る
・イベントが終わると寝込む
・キャパオーバーになりやすい
・感動しやすい、涙もろい
・カフェなどの騒音がひどくていられない、ソワソワする
・チクチクする素材などを着ると落ち着かない
・薬の副作用が出やすい
P.49
私の場合、さっきのニュースを例にしても、
1つの情報から10くらい想像し刺激をうけるので脳のエネルギーを使って疲れてしまったり、感情移入して泣いてしまうこともあります。
他には・・
- すぐにびっくりして声が出る
- 看護実習が全て終わったあと、全身ヘルペスが出て寝込んだ
- 「蛍の墓」をみると感情移入しすぎて凹む
- 運転中、他の車の邪魔になってないか気になってしまう
運転中も「私が早く駐車しないと他の人の迷惑になる」と焦ったり、後ろの車の邪魔になってないか気になっていました。
みんなそう思ってると思いきや、そんなことないんですって!(驚)
それを知ってから、落ち着いて運転できるようになりました。
③感情反応が強く、共感力が高い(Emotional reactivity and high Empathy)
人に起こっていることを、自分に起こっているかのように擬似体験をしやすい特性だと思います。
・人が怒られていることを自分のことのように感じる
・ピリピリした職場やイライラしている人がいると息が詰まる感じになるくらいつらい
・人を平気で傷つける人がいると怒りが治らない
・痛みやつらさが分かりすぎて、よく人を助けようとしてしまう
・映画やニュースの映像やセリフを受け取りすぎて、生活に支障が出るくらい落ち込むことがある
・人混みにいくと、全く知らない人の個人情報をいつの間にか知っていることがよくある
P.50
私自身、ここはほぼ当てはまります。
さっきのニュースの話でいくと、被疑者が被害者に謝罪していないと知ると・・
なぬ!相手の人は最愛の人を亡くしてどんなにつらいと思っているんだ。
謝らないだなんて・・!
とメラメラ自分の中の怒りがおさまらないんです。
これ、繊細さん友達もまったく同じことを言っていました。普段は温厚なんですが、このニュースはとても反応してしまう。と。
そのほかには
- ホラー映画が苦手。びっくりしぃなのと、お風呂やトイレ、鏡なんかが怖くなってしまって私生活に支障をきたすからです🥺
- 職場で機嫌の悪いひとがいると、自分のせいかな?と気になり、そうでないとわかってもビクビク・・
- 怒られているのを聞いたり、悪口をきくと自分ごとじゃなくても気が滅入ります
最近は、ニュースやバッドエンド、ホラー映画は見ないようにしています。
④ささいな刺激を察知する(Sensitivity to Subtleties)
ささいな刺激は、本当にささいなものでも、気づくとけっこう気になってしまう。そんな特性だと思います。
・天気、気圧の変化が体調に出る
・人の髪型、体調、ストレスの変化に気づく
・添加物の多い食品を食べると具合が悪くなる
・ささいなにおいに酔ってしまう
・四季の移り変わりなど自然の変化にすぐ気づく
P.51
私の場合・・
半年ぶりに会った友だち3人の変化に自分だけが気づいた時、自分でもびっくりしたことがあります。
- 奥歯が抜けてる
- 財布が変わった
- ピアスを開けた
他には、
- 寝る時は真っ暗がいいので、エアコンの運転中のささいな光が眩しい
- 保育園の先生が髪を切っていたら気づく
- Twitterのアイコンが変わったら気づく
- 義実家のトイレのスリッパやカーペットが変わった
- 午後にコーヒーを飲むと寝付けなくなる
決してジロジロ観察しているわけではなく、なんとなく違う。を感じ取っている感じです
【まとめ】HSPの4つの特性DOES
①D:深く処理する
②O:過剰に刺激を受けやすい
③E:感情反応が強く、共感力が高い
④S:ささいな刺激を察知する
この4つの特性すべてが存在していたら、おそらく繊細さん(HSP)で間違いないと思うと言われています。
3つはあてはまるけど、1つはそこまでじゃないな・・という場合はHSPではないかもしれない。ということになります。
23個のHSP自己診断チェックリストをやってみたい!という方はこちらから^^
私はいままで「自分が気にしすぎなんだ」「他の人も同じように感じながら耐えて頑張っているんだから、私も頑張らなきゃ」
そんな風に思っていたことも多かったんです。
だけど、ひとによってこんなに感じ方は違うんだ・・!と知ることで、気持ちが楽になりました。
「あ、やっぱり自分は繊細さんかも」と思った方や「あれ?実は繊細さんじゃないかも?」と思った方がいるかもしれません。
HSPであっても、そうじゃなくても、人によって感じ方が違うことを知り、自分が対策したい部分を取り入れていったらいいと思うのです^^
自分や相手の感覚を否定するのではなく、受け入れてうまく付き合っていけたらいいですよね。
自分が心地よく「心がわくわくする暮らし」ができるように一緒に整えていきましょう〜🌸
最後までお読みいただきありがとうございました^^1つでも参考になれたら嬉しいです。ではまた〜🌸
今回引用させて頂いた書籍